2020/11/09 23:40
2021年4月に66歳になった私は、長く広告業界に身を置き、クライアントが抱える問題の解決策を提案し続け、そして今もなお携わり続けています。
広告の仕事は、クライアントの商品やサービスのブランディングを行うことです。
当然ながら予算はクライアントが負担し、受注サイドがリスクを負うことはありません。
しかしそんな仕事を40年も続ける中で、ふつふつと沸き上がる想いがありました。
「自分で作ったものを自分でブランディングしたい」という夢です。
そこにどんなにリスクがあろうと、ダメージに打ちのめされようと、自分が思うがままに挑戦して、やがては何にも代え難い達成感や充実感を得たい。
そして、今の私を取り巻く環境を、この国の現状を、俯瞰で眺めながら思い当たったのです。
「それを具現化するのは、農業しかない」と。
広告という一方的な発信に費やした時間を、 受け手の想いを感じながら、
共に歩める農業に心血を注ぐことで取り戻したい、と。
東京の真ん中で広告業界にどっぷりと浸かる生活から一転、私はそんな思いで農業に取り組んでいます。
Farm831という農園名は、野菜で世の中を変えたいという想いを込めて、
「やさい」と読める「831」を充てました。
英語のスラングで“I love you”の意味を持つことも、みなさまの健康を
願う想いに通じると感じています。
Farm831代表
光永得規